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2010'03.04 (Thu)

リボンの騎士

「一枚絵で書いてみm@ster」 第二回 参加作品です

※830行

***
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00:00  |  伊織  |  TB(0)  |  CM(12)  |  EDIT  |  Top↑

2009'05.22 (Fri)

流れ星(1/3)

「ね、プロデューサー。今日のステージはどうだった?」
「完璧だよ、伊織。サイン入りの風船もCDも在庫ゼロだし、ファンの伊織ちゃんコールも最高だった」
「コールってアンタ、あれ子供たちの絶叫だったじゃない。いおりちゃぁぁぁーん!!!って」
「遊園地のほかのアトラクションにも引けを取らなかったぞ」
「お化け屋敷と一緒にしないでよ。そもそも私は歌のお姉さんじゃないんだから」
「もっと若手じゃないファン層を拡大したいってことか」
「そうよ。お目が高いファンに、私をお高く評価してもらいたいの」
「むずかしい要求だな……」
「むずかしいってことないわよ。私にふさわしい舞台と観客を用意するのがアンタの仕事でしょ。
 子供相手のステージって喉が渇くの。私にふさわしいジュースをダッシュで買ってきてくれない?」

***

「おそいわよプロデューサー! 人が大変なときに、どこ行ってたの!」
「いや申し訳ない。そこで熱い伊織ファンを見かけてな。つい話しこんでしまったんだ」
「言い訳はいいわよ。ねえ、今度はもっと予備の風船を用意しといてくれない?」
「突然どうした? 風船なんてさっさと配って終わらせたがってたじゃないか」
「べ、別にいいじゃない! 運のわるいファンが、私があげた風船、空に逃がしちゃったのよ。
 わざわざ私のとこにきて、ずうっとメソメソされたら、パパやママじゃなくても心が痛むわ」
「わかった。次回からは手配しよう。その子はよっぽど風船好きな子だったんだな」
「ホントよね。あんなものどこでも売ってるのに、『いおりちゃんのふうせんが良い』って――」
「へー。そりゃまたずいぶんお目が高いファンじゃないか」
「なっ、なにバカなこと言ってんの! それより自分たちの手落ちを反省なさいよね!
 私のステージにケチがついちゃったじゃない。着替えたらさっさとマッハで帰るわよ!」

***

「どうした伊織。マッハで帰ると言ってたわりには、勢いがないぞ」
「……ステージにケチがついちゃったわ。風船ひとつ足りなかったおかげで」
「伊織の手落ちじゃないさ。ファンがひとり泣いてしまったのは、俺たちスタッフのせいだよ」
「手落ちじゃないわ。でも今日のステージをいちばんお高く見てくれたファンはあの子よ。
 私が与えた安っぽい風船を、宝石とか流れ星みたいに思ってくれたんだもの」
「チャンスの女神様としては、次の機会を与えたくなったわけだな」
「そうよ。なんでもない顔をして、ニコッと笑って次を与えてあげたかったの。
 あんまりうまくやれた自信がないわ。与えられる流れ星がひとつもなかったんだもの」
「なあ伊織。まだ時間はあることだし、遊園地の迷子センターに立ち寄ってみないか」
「なんで迷子センター?……そういえばアンタ、さっき熱いファンと喋ったとか言ってなかった?」
「あんまり真顔で熱く語るもんだから、流れ星の行き先は訂正しなかったんだ。
 でも、次のイベントのチラシは印刷済みだから、あの子にチャンスを与えに行かないか?」

***

「ああ、ものすごい歓迎だった。まるで伊織自体が流れ星みたいな扱いだったな」
「にひひっ♪ むさくるしいアンタの前じゃ、さぞかしこの流れ星ちゃんは可愛くうつったでしょうね」
「次回はもっとグッズを揃えておくよ。伊織にお高い評価をつけてもらえるなら安いもんだ」
「そうね。熱心なファンには熱心に応えなくちゃ。次回のCD出荷は、どーんと3倍でお願いね♪」
「えっ!? なんだそれは。どこから来た自信なんだ?」
「あの子のお父さまったら、私のCDを10枚も買ってくださってたのよ。
 そんなに熱心に願ってもらえると、流れ星としては輝きがいがあるじゃない」
「……3倍買ってもらうつもりか」
「流れ星を見つけられるファンって、やっぱりとってもお目が高いわよね。
 アンタの願いごとも、いつかちゃーんと聞き届けてあげるんだから。明日からもがりがり働くのよっ」


伊織はそう言うなり行ってしまいました。数秒悩んだのち、Pは自分の願いごとを思いだしました

発見者の焦りなんてちっとも気にせず、願われた流れ星は悠々と青年の傍を巡り続けるのでした





【考察】創作発表板アイマススレ2-141 投下日:2009/5/22

創作発表板で面白そうなお題が出たので創作してみました。

<お題の要点概略(詳細はスレ>>86)>
・遊園地での握手会イベントである
・アイドルは最後にサイン入りの風船を配布
・その風船を手放して泣いてしまった子供がいる

ざっくりまとめるとこんな感じです。

風船モチーフのSSは、以前雪歩で1本書いたことがあったので、(「空飛ぶ船」)
今回は雪歩以外のワンダリングスター組で考えることにしました。


無敵艦隊の一翼を担う伊織は、もともとのアイドル適正がかなり高い女の子なので、
いわゆる「普通の女の子がトップアイドルという名のスターになるシナリオ」ではなく
「スターの女の子を一層眩しいスターに仕立てあげるシナリオ」という印象があります。

あとから一等星に転じた星、という例がちょっと見あたらなかったので、
「一等星になること」を祈られた流れ星というものを伊織のモチーフにしています。


己が紛れもないスターであることを一番自覚している女の子だなあ、とも思うのです。
00:00  |  伊織  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008'12.18 (Thu)

伊織のクリスマス(4/12)

「あーあ。せっかくのクリスマスイブに、アンタと仕事だなんてついてないわねー」
「まあ、そう言うなよ。ファンからすれば、伊織に会える最高のイブなんだし」
「そうね。この私を一目みなくちゃ、クリスマスのプレゼントは貰ってないも当然よね。
 みんなのアイドル伊織ちゃんは、みんなのサンタでツリーでプレゼントであるべきだわ」
「会場もなかなかいいステージをとれたし、あとは女神様がご登場なさるのを待つばかりだな」
「ねえ、プロデューサー。まだすこし時間はあるんでしょ?
 だったら私、ちょっと行きたい所があるんだけど」

***

「こんなに寒いのに外のイルミネーションを見たいなんて、伊織もモノ好きだなあ」
「い、いいじゃない。女神は気まぐれなのよ。地上がみたくなったの。
 ……でもちょっと歩きにくいわね。片腕をかしてよ」
「こんなんでよければ。でも、そんなに着こんじゃ、いくら女神でも泥棒みたいだな」
「愛と美しさだけじゃぬくもりが足りないのよ。寒くちゃちっとも声が伸びないわ。
 このトップアイドル予定の伊織ちゃんが、ステージ前にあたたまるような話をしてよ」
「そうだなあ。伊織、クリスマスツリーのトップにある星は何かしってるか?」
「ベツレヘムの星よね。キリストの生誕時に出てたって星だわ。
 あれがどうかしたの?」
「実はあれも惑星なんだよ。ソロじゃなくてトリオなんだけどな。
 ベツレヘムはただの地名だ。実際には、火星と木星と土星の三重合だったらしい」
「へえ、知らなかったわ。ひとつだと思ってたら、みっつも重なってたのね」
「火星は戦神、木星は雷神だ。土星は、農耕の神だったかな。
 そんなに集まれば眩しいはずだよな。伊織にふさわしいミラクルスターじゃないか」
「ちょっとちょっと聞き捨てならないわね。女神様どころか、全部男性神じゃない。
 なんでそんなかわいくない神さまばかりなのよ。失礼しちゃうわ」
「いやいや。アイドルの伊織と、財閥嬢の伊織と、オフタイムの伊織って意味だぞ?
 その3つが合わさって最高に美しい女神が現れるなんて、正にベツレヘムの奇跡じゃないか」
「なっ、なっ、なに言ってんのよ! わっ私アンタにそんなにプライベート見せた覚えもないわ!
 それじゃ私とアンタが朝から晩までずっといっしょみたいじゃない! プライバシーの侵害よ! 
 ……ま、まったく見せてあげないつもりもないけど……」
「おっ、そろそろリハーサルの時間だな。いっぱい怒鳴って少しはあたたかくなったか?」
「あら、なんのこと? 私ちっとも怒ってなんかないわ。――むしろスッキリしたくらい」
「じゃあ、女神様の優しさと、勇ましい神々の大らかさにあやかることにするよ」
「そうしてちょうだい。せいぜい本番で脳天を直撃されないようにすることね。にひひっ♪」

***

「すっごい素敵なライブになったわね! あんなに拍手をもらうなんて、私、もう感無量よ!」
「ああ。女神様の魅力に本当に気を失ったファンが出てくるなんて、俺も予想外だったよ」
「まあそれはそれとして。ねえ、アンタなにか忘れてない?」
「仕事はこれで終わりだけど……いてっ」
「ちょっとまさかこれで事務所もどって終わりなんて言うつもり? ひっどいプロデューサーね」
「どこか買い物でも付き合えばいいのか?」
「それでいいのよ。神様だからっていちいち交戦的になる必要も、雷を落とす必要もないんだから。
 あとの一つは単純明快ね。――はい」
「なんだ、今度は仲直りの握手か?」
「ちがうわ。プレゼントよ。クリスマスプレゼント。
 よりよい交流関係を育むには、まずは贈り物よね。そうでしょ?」
「えっ。でも伊織、耕さないのに作物をねだるのは、神様としてずるくないか?
 俺だって拍手をいっぱい贈ったじゃないか……いてっ。いててっ。尻はよせ、尻は」


ひとしきり逃げまわったPは、女神様の元気な攻撃にとうとう屈しました
追いかけまわした伊織は、平凡で従順な下僕をつれてショッピングに向かいました

なんてことない居心地のツリーの上で、そのスターは一年中眩しく君臨しつづけました





【考察】伊織スレ17-377 投下日:2008/12/18

春香スレまでは順調に1日1投下できていましたが、ここにきてそれが崩れました。
伊織で3日ほど足止めをくらった形になります。

クリスマスSSは「1日の時間軸をバラバラに、いろんなところで展開している」という
考えがあったのですが、
この時点で「社長SS」「伊織SS」「小鳥SS」で時間軸がおかしいことになっていました。
社長のSSに伊織が出ている、というシーンがあり、噛み合わなくなっていたのです。

のちにこのSSは没になり、別のところでリメイクされるのですが、
時間軸の条件を撤廃するかわり、「Pとアイドルのみを出す(他の子は使用禁止)」という
条件を立てることにしました。

時間が終われていたこともあって、伊織は後半出番組のいろんな子から
おいしいネタばかりを貰って、やたらおいしいSSになってしまった感があります。

ベツレヘムの星=惑星の3重合説、というのは、
ワンダリングスターの時に使わなかったネタを再活用しています。

<クリスマススターのSS=伊織のクリスマス>
<クリスマスツリーのSS=美希のクリスマス>

はっきりと作中での対比はさせていませんが、ネタはこのように分割していました。
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