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2010'07.02 (Fri)

スタートライン

「一枚絵で書いてみm@ster」第六回 参加作品です

※1680行

※ガルシアP・微熱体温さんとの合作SSになります


プロット制作:寓話
ロゴ制作:ガルシア
景気付け:微熱体温
シナリオ脚本・SS執筆・推敲ならびに校正:寓話・ガルシア・微熱体温
イメージイラスト:てぃー
企画運営:トリスケリオン
                 (敬称略)

*****
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21:00  |  あずさ  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT  |  Top↑

2009'05.27 (Wed)

凱旋パレード(3/3)

「この遊園地も懐かしいですね、プロデューサーさん」
「そうですね。あずささんがここで歌ったのは、もう1年近く前でしたっけ?」
「うふふ。あの頃は右も左もわからなくて、ご迷惑をお掛けしました」
「すこし歩きましょうか。まだステージまでは時間があるようだし」
「そうですね。今日は私たち、ここには観客として来たんですもの。
 私が立ったステージに、風船を渡した女の子が立つなんて、不思議な気分です」
「今ごろはガチガチかもしれませんよ。以前のあずささんがそうだったみたいに」
「恥ずかしいわ。歌詞も飛んで、ダンスも忘れて、ファンの皆に助けてもらって」
「どうにかこうにか終わったと思ったら、今度は風船がたりなくなったんですよね」
「そうそう。ちいさな男の子が、泣きながら私のところに来たんです。
 困っていたところに、年のはなれたお姉ちゃんがとんできてくれて――」
「歌の好きな女の子でしたよね」
「その子が、自分の風船を渡してくれたんですよ。『お姉さんを困らせちゃダメ』って」
「年の割にずいぶんしっかりした女の子だなあって思いましたよ」
「あら、ぷ、プロデューサーさん? わ、私も少しはしっかりしてきましたよね?」
「おっと。あずささん、見えてきましたよ。本番前の彼女に、挨拶にいきましょうか」

***

「あっ、あずささん! 来てくれたんですか!」
「こんにちは、やよいちゃん。今日は緊張しているかしら?」
「えへへっ。あずささんの顔みたら、緊張もとんでっちゃいました!」
「そう、良かった。あのとき私の緊張をとばしてくれたのも、やよいちゃんだったのよ」
「そうなんですか?」
「ええ。初めての大きなステージで、お客さんを泣かせてしまったんだもの。
 頭は真っ白。風船も空っぽ。どうしたらいいか全然わからなくって」
「すみません、私もちゃんと見てればよかったんですけど……」
「そしたらやよいちゃんが、すーっと飛んできて、すーっと緊張をつれてってくれたの」
「でもでも。私、弟が歌のお姉さん困らせちゃって、ヤバイー!って思っただけで」
「そのときに思ったのよ。この子はふわふわした、やさしい風船みたいな子なんだなって。
 だから、社長さんがやよいちゃんを連れてきたときは、心の底からおどろいたわ。
 どこかへ飛んでいった風船を、もう一度つかまえてきてくれたんだもの」
「私もびっくりしました! うーんとすごいアイドルさんだったんだって!」
「その、うーんとすごいアイドルが、すごいって思った子が、やよいちゃんなのよ。
 私をトップアイドルにしてくれたプロデューサーさんの、保障つきでもあるんだから」
「うぅ…でも私、あずささんみたく堂々と歌えないし、ダンスもまだまだヘタっぴで……」
「うふふ。私もそうだったわ。だってやよいちゃんは、全部見てたでしょう?」
「あ! えっと、えっと、……あずささんと、おそろいですね!」
「そうね。私たちはお揃いだわ。だから今日のステージも、きっと楽しいものになるわね」

***

「じゃあ、俺達は観客席に向かいましょうか、あずささん」
「あのっ。あずささん、あずささんのプロデューサーさん。これ!」
「風船?」
「まあ。やよいちゃんから、いただけるのかしら」
「はい! 今日はファンの皆さんにくばります。もらってください!」
「ありがとう、やよい。でも良いのか? 握手会はステージの後だろう?」
「プロデューサーにお願いしました。最初と最後に渡したい人がいるんですって」
「なんで俺達に2つもくれるんだ?……って、ちょっと、あずささん!?」
「あ、あらあら、大変。どうしましょう、私ったら――」


ふわりふわりと浮かびあがった風船を前に、あずささんは心配そうに空をみあげていました
「おそろいです!」と嬉しそうにやよいが言って、理解したPはそっと掌をひろげました

二つの風船が見下ろす地上に――泣いてる人はひとりもいませんでした





【考察】創作発表板アイマススレ2-174 投下日:2009/05/27

お題SSの中では3本目にあたる、あずささんの風船SSです。
あずささんの作品が期間中にみられなかったので、最後にひとつ創作してみました。


アイドルマスターという作品が、12か月をひと巡りするのと同様、
アイドルたちもまた、FランクからAないしSランクへと巡ります。
同じ営業イベントでも、ほかの誰かが行うときには、異なる結果が待っているかもしれません。
その「ぐるぐる感」を書きたくて、高ランクのあずささんと低ランクのやよいを引き合わせました。

・あずささんが、ファンの男の子(=やよい弟)に風船をとばされる(過去)
・やよいが、ファンの女のひと(=あずささん)に風船をとばされる(現在)

前者はお題ルールそのものの展開であり、誰かが必ず「泣いてしまう」イベントに終わりますが、
後者は先の展開に遭遇しているやよいが、風船を飛ばすことまで「おそろい」にしようとした考えから
結果的に「誰も泣くことのない」イベントに終わりました。



風船を飛ばされた誰かが、泣いたことにより始まった風船祭りなので、
祭りのラストは、風船を飛ばされた誰かが、笑って終わるようにしてみました。
00:00  |  あずさ  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008'12.22 (Mon)

あずささんのクリスマス(8/12)

「あらあら、ここはどこなんでしょう~。また迷ってしまったみたい……」
「あれっ。あずささん? あずささんじゃないですか」
「まあ、プロデューサーさん!」
「1人でどうしたんですか。今日はたしかオフでしたよね?」
「はい。せっかくイブにお休みをいただいたので、これから両親とディナーの予定で……
 プロデューサーさん。このホテルをご存じありませんか?」
「どれですか?……うわっ、ずいぶん遠い場所にありますね。
 一番近い駅まで、ここから10駅近く離れていますよ」
「まあ、どうしましょう~。あと30分で待ち合わせの時間なんです。
 おかしいわね~。一番近い駅で降りたつもりなのに……」
「じゃあ、せっかくだから送りましょうか。どうせ車で戻る途中だったんです。
 今から一人で電車に乗るより、まちがいなく目的地につけると思いますけど」

***

「ありがとうございました、プロデューサーさん。やっと両親とも連絡がとれました。
 私が到着するまで、食事は待っていてくれるって」
「ずいぶん遅れてしまいましたね。2人とも、さぞかし心配していたでしょう?」
「こんなことはもう慣れっこですから。……でも、結局こんなに遅刻してしまいました。
 やっぱり私には、サンタクロースのお仕事は向いてなさそうですね」
「何故です?」
「だって、サンタクロースが迷子になったら、お仕事にならないでしょう?
 地図を読みまちがえたりしたら、イブの翌朝が大変なことになってしまいますもの」
「それは大変だ。大事なプレゼントまで迷子になっちゃいますね」
「私、お世話になってばかりの両親に、プレゼントを贈りたかったんです。
 それでディナーの予約を取ったんですけど、たどり着く前に迷ってしまって。
 ……目的地を見失ってしまっては、サンタクロースにはなれませんよね」
「でも、あずささんのご両親からしたら、ディナーを定時にひらくことよりも、
 あずささんの存在自体が、一番のプレゼントなんじゃないですか?」
「あっ。……そうかしら。……そうなのかしら、プロデューサーさん。
 だったらなおさら私、今日は迷子になってる場合じゃなかったんじゃないかしら」
「プレゼントが手元に届かなくては大変ですからね。降りる支度はできてますか?」
「はい。……あの、プロデューサーさん。
 ぶしつけな質問ですけれど……お夕飯はもうお済みですか?」

***

「とっても美味しいお料理ばかりでしたね。帰ったら今度は自分でも作ってみたいわ」
「何だかお邪魔したみたいですいませんでした。
 あずささんとご両親の、親子水入らずのクリスマスイブだったはずなのに」
「うふふ。そんなことちっともありませんよ。
 父も母も、プロデューサーさんとお会いできて嬉しそうでしたもの」
「俺が見ている分には、久しぶりにあずささんにお会いできたことが嬉しそうでしたよ」
「どっちでもいいじゃありませんか。ふたりが喜んでくれて、私も嬉しいです。
 プロデューサーさん、また、ご一緒しましょうね」
「えっ。4人でですか?」
「えっ。ええと……2人きりでも、よろしいんですか?」
「店のシェフには申し訳ないけど、俺には敷居が高すぎたみたいです。
 何が出てきたかも、何を食べたのかも、今となってはさっぱりですよ」
「それじゃあ、次はもっと親しみのあるお店が良さそうですね」
「そうして貰えると有難いです。どの店にしましょうか?」
「そうですね、それじゃあ――私が絶対に、迷子にならないお店にしましょう。
 そこなら私も、間違いなくプロデューサーさんに、プレゼントをお届けできると思うんです」


Pは店の場所を尋ねました。あずささんは窓の外を指さし、「あれがそうですよ」と言いました
見覚えのある、あずささんのマンションが、だんだん姿を現そうとしていました





【考察】あずさスレ22-589 投下日:2008/12/22

あずささんは他の子にくらべてお姉さんなアイドルですが、
方向音痴だったりうっかりしてたりマイペースなのんびりアイドルなので、
どちらかというと「素敵なお姉さん」より「可愛らしいお姉さん」という点を
大事にしながら作ってみました。

ひとつ前の社長のSSで、クリスマスに関係する案を考えていたのですが
「方向音痴」というキャラ特性が、サンタに相応しくないこともあり、
あえてサンタクロース役を引き受けてもらうことにしました。

先に投下を終えた伊織クリスマスSSに
「(アイドルの自分は)みんなのサンタでツリーでプレゼントであるべきだわ」
というセリフがあるのですが、
今回は、あずささんにプレゼントとサンタクロースの2役を与えています。

社長のサンタに比べて、すこし頼りないサンタさんですが、
あずささんのサンタも、それはそれで素敵だと思うのです。
00:00  |  あずさ  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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