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2013'07.29 (Mon)

【SS紹介】「◯(マル)あげよう――或いは菊地真の場合」ほか【第二十九回】

●「三作以上推薦を頂きました」枠(その3)

58:「◯(マル)あげよう――或いは菊地真の場合」 <菊地真>/作者:微熱体温さん
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1168793 ●「Fragments 1/13」シリーズ一作目

【あらすじ】
 教師の僕と菊地真の関係は、クラス担任より薄い。週に三回、一五〇分の授業が僕と菊地の接点だ。
 その接点すら欠席続きで失われていた年末。僕は、菊地のプロデューサーという男に呼び出された。

<一言コメント>
 真の姿が出てこない真SS。でも真が好きで真を知っている人なら、必ず「彼女らしさ」を感じとれる作品。
 ある一般人を通して、アイドルの存在を遠くに感じ、何かを想うシリーズ。現在五作目まで続いています。 

★本作を推薦してくださった方のコメント★
・アイドルとプロデューサー、アイドルとアイドル、またはアイドルと知り合い、またはファン……
 様々な出会い、触れ合い、葛藤し、希望や可能性がアイドルを中心に巡るのがアイドルマスターの世界だと思っています。
 そんな中にあってこのシリーズは、アイドルではない、親密な関係者でもない、最終的にファンになるでもないけれど、ほんの少し……可能性の端っこが引っ掛かった人間の物語です。
 言うなれば「アイドルマスターの世界から一番遠いアイドルマスター」じゃないかと。
 そして一番遠いからこそ、主人公が特別じゃないからこそ、ある意味では気まぐれで、ある意味では奇跡的で、そしてある意味では真実の優しさがそこにある……
 そんな『ホントの暖かさ』に、拙いながらもSSを書く身として、いつか辿り着きたいと思います。

 読み終わった後にストンと心に残るタイトルもとても良いです。
 これからもシリーズの続編を期待したい、と言う意味も込めて、『◯(マル)あげよう――或いは菊地真の場合』の感想でした。




☆他薦枠☆
「飛行夢(そら・とぶ・ゆめ)」 <水瀬伊織><四条貴音>
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=734970
・三人称に近い一人称の淡々とした心地よいたかいおです、寝る前に読みたい。
 かなりかなり昔の作品ですが、僕は今でも大好きです。



「椎葉の季節――或いは萩原雪歩の場合」 <萩原雪歩>
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2150991 ●「Fragments 1/13」シリーズ三作目
・やよいが産卵するというシチュエーションに幼い外見ながら母性を浪費する高槻やよいという個性を表現し、そのサポート役に徹するいおりんの言動で彼女の賢さと品格を十分に保持したままコメディをやりとげる手腕に鳴子ハナハる、もとい感嘆することしきりですが、ここは氏が別名義(産卵P、略して微熱体温)で書かれた一篇を推すことにいたします。
 一人のトップアイドルを輩出するために、また一人の女の子をトップアイドルに導くために、ディスプレイのこちら側にいる私たちはディスプレイの向こうの何人と付き合わねばならぬのでしょうか。
 任意の女の子とそれを導く私≒プロデューサー。頂点への道は、ただの二点で定義できるほど単純ではありません。ほんの少し妄想過多な事務員さん、基本的にファン人数の確認しかしない社長、最初に挨拶回りに行った作曲家の先生、時折交友関係がうかがえる同僚達、エトセトラ、エトセトラ……否、そんなものでは絶対に足りえません。一人のトップアイドルは百万を優に超えるファンを抱え、そのファンの一人ひとりが勝手気ままにアイドルを受容し、また名前くらいは知っているけれどこれからファンになる人々が控え、さらにはまだ彼女の名前すら知らぬ市井の人々が存在しているのがアイドルマスターという世界であり、そのようなだだっ広い世界があるからこそ、そこで認められようとしている最初は無名の女の子の背中を押してあげる、ボタンを押すこの手が特別なものになりうるのです。
 直接的にはアイドルを描かないこのFragments1/13というシリーズはかかる世界の広大さを実感させるという意味で、アイドルマスター世界との関わり方を再考しアイドルマスターというコンテンツをより豊饒で魅力的なコンテンツとして見せてくれる、実にいい具合の二次創作作品なのですが、そのなかでも特にこの作品は、ほとんどギリギリの限界と言ってもいいほど、中心となるべきタイトルにも出てきている萩原雪歩との距離を遠くとっています。キャラクターをより濃厚に、時にはより内面に潜り込んで、また時にはまったく違う切り口から解剖して描きだそうとする傾向のあるアイマスSSの界隈においてこの試みは一つの実験であり、その成功を確認するためにも一読の価値があると断言できます。
 そしてもう一つ確認しておきたいのが、これは萩原雪歩のSSであるということです。熱いお茶を一杯いただいたような読後感は、雪歩以外のキャスティングではなしえないでしょう。
 例え特別な武器がなくても、精一杯であることで、愛され、また元気を与えてくれる。ありのままの自らを受け入れまた認められていくスターダムを背負う萩原雪歩こそが、この特別製のありふれた登場人物の物語の一部に顔を出すべきアイドルであり、日本茶を扱う雪歩SSこそ数あれ、数少ない日本茶のような雪歩SSとしてもまた、まだ読んでない人は読めと声を大にして催促する次第です。
20:00  |  SS紹介(2013/07)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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