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2013'07.30 (Tue)

【SS紹介】「夏の夕暮れをもう一度」「メモリーフライト」【第三十回】

●「寓話のおすすめ一選+自作宛のコメント」枠

※最後の紹介日は、「自分が良い影響を受けた・思うところの多かった作品」を一本選んでみました。

59:「夏の夕暮れをもう一度」 <――――>/作者:tonizaburouさん
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1217229

【あらすじ】
 夕焼け空を見るたび、プロデューサーは自分の元を去っていったアイドルのことを思い出す。
 明るくて、元気で、最後まで笑顔だった彼女と別れたことで、彼はひとつの決心をしていた。

<コメント>
 昨年読んだアイマスSSの中でも、とりわけ印象に残った作品です。【参考→「当時の読了ツイート」
  
 (以下、少し踏み込んだ所感になります)

 昨年の夏、あの状況の中で、この子の話を書く――というのはものすごく難しいことだと思うのですが、
 この作品はありのままの現状と向き合い、彼女が得た唯一の長所(けして良い意味ではない)に気づき、
 もう一度奮起するプロデューサーの姿が描かれています。

 彼女がアイドルとして唯一得た能力 は、あまりにも優しくて悲しい。それは元気さや活発さといった、
 万人が有しているものではなく、「あの状況に置かれていた」彼女が身につけた能力でした。それまで
 個性らしい個性のなかった彼女が有するに相応しい説得力があり、物語に重さを与えたキーワードでも
 あり、そのときの彼女の心境を、最も的確にあらわした個性だと思いました。
 
 オレンジの夕陽は彼女のステージ衣装の色であり、パッションの頭上に輝く太陽のマークでもあります。
 彼女の全てを象徴したかのような本作は、「全ての女の子がシンデレラになれるわけではない、むしろ
 シンデレラになれない女の子の方が大半である」という現実にスポットを当てた掌編です。

 シンデレラまで手が届かない、まだ駆け出し同然なアイドルを、プロデューサーはどう導いていくのか。
 彼女の魅力をどう引き出してあげたらいいのか。「アイドルマスター」の核とも言うべき原点を踏襲し、
 「シンデレラガールズ」の二次創作として昇華している。そして「これは彼女の物語なんだ」と思える、
 その子だけがもつ唯一性を含んだストーリー。――といった、私が日頃「こういう話が書きたいな」と
 漠然と考えている要素が、全て詰まった作品でした。
 
 初めて読んでから丸一年経ち、彼女の状況も良い方向に変化しましたが、今でも大好きな作品です。



――――――――――

・いろんな感想一つ一つに目を通しながら、ふと「自分ならどの作品について語るだろう」と考えたとき浮かんだのが、このSSでした。

・残る半分のスペースは、自作宛に頂いたコメントを掲載して、記事の締めにしたいと思います。


――――――――――



*****


 
60:「メモリーフライト」 <本田未央>/作者:寓話 挿絵:晴嵐改
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1742568

【あらすじ】
 「私、ずっとお礼を言いたかったファンがいるんだ。プロデューサー、聞いてくれる?」
 売れなかった頃の本田未央を励ましてくれたファンに、今ならお礼が言えると思っていた未央だが……。
 
<解説>
 「夏の夕暮れをもう一度」を読んでから五ヶ月後の12月、SR昇格を果たしたその翌日に書いた作品です。
 私なりのアンサーSSのつもりです。本作を気に入ってくださった方は、ぜひ前述のSSも御一読ください。
  
★本作を推薦してくださった方のコメント(二名)★
・未央の話を作ろうとすると、どうしてもゲーム上での不遇の要素が出がちで、暗い部分を避けて通ることは難しいのですが、この作品はそれを逆にプラスに使っているところが見事です。大きな仕掛けはありませんが、そこがまた「うん、あるかも」と思わせてくれる。信じていた対象が違うとわかった時の落胆、自信、感動、うれしさがないまぜになる一瞬をどうぞお見逃しなきよう。挿入されたイラストの魅力とともに、心癒される一作です。


・僕ね、携帯電話って文明の最先端なイメージだと思うんですよ。実際。
 でも、この作品に出てくる、ボロボロの携帯電話は、暖かくて、それでいて粋な雰囲気と、「少し不思議」なSFが混ざった魔法のアイテムなんですよね。そういうの、寓話さんの味だなあってすごく思います。

 ちゃんみお=不遇

 そんなね、イメージが付いてしまった未央ですけど、きっとね、彼女だって色々努力しているはずなんですよね。
 でも、結果が全ての世界で、結果が出なけりゃそれらはやっていないのと同じ、誰にも認めてもらえない、気付いてもらえない。そんな中、少しづつ挫けていく未央の心。
 そんなね、未央がたくさんたくさん頑張ってるって一番良く知っているのは他ならぬ未央自身で、そして、それを一番近くで見ていたのはプロデューサーで、そんな2人の思いをたくさん、たくさん繋いできた携帯電話が、ちょっとだけ見せてくれた奇跡。今の努力が実を結んだ未来の未央からのたった一言「知ってる。頑張って」って言葉。ああ、綺麗だなーって素直に思います。

 そして、このお話の更に未来、トップアイドルにきっとなってる未央と、彼女のプロデューサーに幸多かれと思わずにはいれられません。




☆他薦枠☆
「Changes.」 <天海春香><音無小鳥>ほか
http://allegoryfactory.web.fc2.com/changes.htm
 プロット作成:寓話  タイトルロゴ作成:ガルシアP  イラスト提供:十さん
 (シナリオ及び本文は合同制作)
◆三年前、某企画用に書いた作品です。今回推薦して頂いたのを機に、html版をアップロードしました。

・『このSSを読め!』なんて企画があったら、
 モバマスとかから入って、最近アイマスSSを読み始めた人たちに是非読んでもらいたいSSは何か……
 僕の中で一番輝いているSSは?
 そんな話があったとしたら、このSSを勧めたいです。

 低ランクで引退間近の春香と小鳥さんが、ひょんなことから入れ替わるストーリー。

 自分が見えなくなって、自分らしさを失った春香、春香らしく在ろうとする小鳥さん、春香の為に怒る律子
 春香が本当に、皆から愛されているんだと……それは話の中だけの事じゃなくて、寓話さんやガルシアPからも、
 きっと読んだ人たちからも、愛されてるんだなぁと感じました。
 変わって、入れ替わって、立ち直ったことで未来が変わった。
 そんな『Changes.』をみんなにも知ってもらいたいです。




―――――――――

・明日31日の更新は、今までの記事と作品のリンクを一覧にした、まとめ記事になります。

―――――――――
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