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2016'12.05 (Mon)

【SS紹介】「メアリー・スーがいない頃 グループE枠(41~45+サンプル作品)」【第五回】

41:×××「いつか、ダイヤモンドのように」/(作者名なし)
http://cinderellassplan.wixsite.com/is-not-here/42

○一緒に歩く×××の話

 高槻長介(やよい弟)のクラスメイト女子視点で始まるので、冒頭でけっこう面食らいました。
 なんだこれは? やよいのSSか? シンデレラガールズはどこにいるんだ??
 そう思わせた時点で、周回したときの「あーなるほどね!」という面白さが跳ね上がる作品です。

 「いつもは教室の中でも大人しい女の子が、
  クラスメイトの男子にちょっと勇気をもらって一歩踏み出す話」と書くと
 やっぱりこの子の話だなあと思えます。

 正直キュート枠にいても全く違和感のないクール枠アイドルなのですが、
 そのクール属性の象徴がタイトルに入っているのも
 (偶然にせよ狙ったにせよ)個人的に好きです。

 最初から彼女の名前が表示されていたら、作品の印象もまた違ったのではないでしょうか。
 一周目はとりあえず何も考えずに読んでもらいたい作品です。
 最後に出てくる桃華ちゃんが、おませさんでかわいいのもポイント高いです。



42:安部菜々「夢と空白」/作者 あいうえおさん
http://cinderellassplan.wixsite.com/is-not-here/43

○安部菜々がごまかす話

 ウサミンの話で、いきなりこういう感想から切り出すのもどうかと思いますが、
 リボンちゃん先輩のエピソードがドラマチックで「いいなあ」と思いました。
 同じ夢を追いかけていた先輩が、夢を手離す瞬間を見届ける展開は
 ウサミンでなくともぐっとくる。
 見ようによっては彼女は、ウサミンの未来の姿だったかも知れないわけです。
 
 リボンちゃんの引退を目の当たりにして
 精神的にも年齢的にもいよいよ追い詰められたウサミンが
 さあもう後がないぞどうなる!というところで
 最後の最後に転機を迎えるシナリオが本当に美しい。

 完璧な助走を見せられたあと、頭上をふわっと飛び越えられたような
 気持ちいい余韻が残ります。

 ウサミンは永遠がつくくらいの回数だけ17才を繰り返しているので、
 何度転んでも立ち上がる、雑草魂持ちのアイドルだと個人的に思っているのですが、
 この話は正にウサミンのそういう面を掘り出していたのが良かった。
 モブが非常に良い仕事をしていて、主人公は勿論のことモブも好きになってしまう。
 そういうSSは、ストーリー丸ごと印象に残ります。



43:水木聖來、小松伊吹「茨城の一番ドープな夜」/作者 平蜘蛛さん
http://cinderellassplan.wixsite.com/is-not-here/44

○水木聖來VS小松伊吹の話

 聖來さんは名前のとっつきづらさで、他よりちょっぴり損しているアイドルな気がします。
 ビジュアルも良くキャラも悪くないのに、肝心の名前が一発で読めない変換できない。
 それだけの理由でなんとなく敬遠していた人も多いのではないでしょうか。

 そう感じた人と伊吹ちゃんファンは読むと良いです。
 聖來さんの意外すぎる一面が見られます。
 懐かしの軽口哲也さんが出てくるのも地味にポイント高い。
 デレステのオーディション背景で再会したときは少なからず衝撃を受けました。

 現地に詳しかろうと無かろうと、勢いとノリだけで面白いと感じられる茨城ネタにクスッとします。
 いろんな意味でアイドルのイメージを払拭されました。



44:今井加奈「"キミ" と 星をさがす」/作者 akauniさん
http://cinderellassplan.wixsite.com/is-not-here/45

○今井加奈が涙を耐える話

 加奈ちゃん愛に溢れている作品。
 文章のひとつひとつがキラキラしています。
 一読しただけではその眩しさを全部捉えきれず、
 時間を置いて消化しました。

 アイドルになるということ、願いを抱えるということ、
 そこから先の未来に思いを馳せること。
 表現される話のスケールの広さに、読んでいて圧倒されました。

 澄んだ空気のように綺麗な文章が、とても気持ちいいです。
 広い宇宙に放り出されたような気分になります。
 読み終わって無性に、加奈ちゃんをプロデュースしたくなる作品です。 



45:松永涼「涼」/作者 あかつきさん
http://cinderellassplan.wixsite.com/is-not-here/46

○松永涼が出て行く話

 涼さんもデレステで少しずつ過去が見えてきたアイドルの一人です。 
 ロックに限らずクラシックやジャズにも通じており、小さい頃はお嬢様。
 モバマス初対面時の、ロッキングスクールR松永涼とのキャラギャップに
 「ほほう……」と感じた人も少なくないのではないでしょうか。

 むしろここまでギャップが激しいと「お嬢さんに一体何があった」レベルです。
 過去掘り下げにあたって、親子の衝突はやっぱり不可避だろうなあ
 と実感させられてしまうのがこの話。
 実の娘と母親なのに、赤の他人に感じてしまうレベルのすれ違いが切ない。

 この涼さんがロックの世界に飛び込んで、Pと逢ってシンデレラになっていくその過程を
 母親はどんな気持ちで眺めるんだろうなあ、と思いを馳せてしまいます。



*****



※募集期間中に、公式サイトでサンプルとして掲載されていた作品です。
 主催許可を頂いたので、こちらも46番目の作品としてレビューします。

 
46:工藤忍「お母さんの美顔ローラー」/作者 あかつきさん
http://cinderellassplan.wixsite.com/is-not-here/39

○工藤忍のレールが外れる話

 シンデレラガールズのプロローグ、あるいは最初のエピソードに繋がる物語
 という企画コンセプトに則った作品。
 私はこれを読んで、「よっしゃSS書くぞ!」という気持ちになりました。

 これから旅に出る忍ちゃんに、「さあ行こう!」と企画まで連れていかれた
 ――と言っても、あながち間違いではありません。
 そういう意味では、ものすごく求心力のあるサンプル作品だったなあと思います。

 忍ちゃんはアイドルになるまでの経緯がほんとうにドラマチックで、
 親にアイドル反対されたり、故郷でのライブを心底喜んだり、新しい家族写真を撮りたがったり、
 いろいろあっただろう地元にプロデューサーを呼べて嬉しがったりと、
 念願かなってアイドルになれた今でも
 「遠く離れた故郷と家族のことが大好き」なところが魅力のひとつだと思います。

 覚悟を決めて旅に出た彼女が、レールを外れたその先で
 プロデューサーに出逢えるといいなと思わずにいられない作品です。



*****



<番外編>

05:柊志乃「失格アイドル【メアリー・スーがいない頃】」/作者 ソーティさん
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7206884

○柊志乃が最初のプロデューサーと別れる話

 31才の志乃さんは最年長なので、アイドルデビュー前の過去話を考えるとき
 他の子よりも圧倒的に長いプロローグゾーンを構成することができます。
 9才の薫ちゃんと比べても、人生の歴史が長いのでいろんな経験をさせられるわけです。
 この作品はその部分をうまく使っている話。

 志乃さんは本当のプロデューサーに巡り逢えませんでしたが、
 この先の志乃さんと彼女の性格を考えると、こういう過去が一つあってもいいな、
 むしろあるかもしれないな。なんて思ってしまいます。



 ※明日(12/6)の更新は、全作品レビューのリンク一覧と、企画を振り返る総まとめの記事になります。
  最後までお付き合いいただけたら幸いです。
21:19  |  メアリー・スーがいない頃  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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