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2007'10.26 (Fri)

クリスマスの嘘

「プロデューサー…あの、サンタさんは本当に居ますよね?」
「…………、……しっ!」
「えっ!? な、何ですか小声で」
「……実は今まで内緒にしていたが……俺は雪歩のプロデューサーじゃなかったんだ……
 本当の職業はサンタクロースで……高木社長の願いでこの会社で働いていた……」
「えぇぇ!?」
「黙っていて済まなかった……しかしもうこんな時期か……俺はもう行かなくては!」
「い、行かないで下さい! プロデューサーに行かれたら、私、私…!」
「信じる人たちが居る限り、俺は大事な任務を全うしなくてはいけない……
 ……しかし問題が1つある。…雪歩、俺の頼みを聞いてくれ」
「ぐすっ…な、何でしょう…」
「肝心のプレゼントを配るためにはトナカイの協力が必要なんだ。
 クリスマスイブの夜、一緒に仕事を手伝ってくれないか」
「イブの夜、ですか?…確かその日は、お父さんが誕生日をお祝いしてくれる予定が…」
「…そうか。…済まない」
「あっ…でも、私やります! わ、私なんかに、サンタさんのお手伝いができるかどうかわかりませんけど…」
「よし! 良く言ってくれた! イブの夜、雪歩の仕事が終わったら街に出かけよう!」
「は、はい! 頑張ります!」

(…何とか雪歩の夢を壊すことなく話題を流せたが…当日はどうしたもんかな…)
(ごめんなさいお父さん…誕生日はプロデューサーと一緒に居させてください…)

***

「あと数分でクリスマス当日か。肝心なプレゼントもひとつ渡せたことだし、満足満足」
「……プロデューサー、嘘ついてましたね?」
「さぁ? 何のことだろう」
「雪が降ってないからソリが使えないって言って事務所の車を出してくれたのも
 うるさくないトナカイの鈴だよって言ってネックレスを選んでくれたのも
 街の地図を上から見たいって言って今こうして観覧車に乗ってるのも」
「いい眺めだな。もう少しで頂点じゃないか?」
「全部サンタクロースの仕事ってプロデューサーは言ってたけど、それは嘘です。
 私が誕生日だったから。……だからこうしてあちこち連れまわしてくれたんですよね?」
「俺が本物のサンタクロースだったら、雪歩にはモノじゃなくて休日をプレゼントするよ。
 でも俺はプロデューサーだから、雪歩の休みを取り上げることしかできなかったな」
「……そんな事ないです」
「着いたらすぐ車で送るよ。いい加減お父さんも待ってるだろうし」
「……プロデューサー。……私、やっぱり、サンタさんは居ると思います」
「うん?」
「良い子にしてたら、サンタさんからプレゼント貰えるんですよ?
 ……だから、……本当にプレゼントを貰えるのは、きっと、……私じゃなくて、」
「…雪歩?…席を立ったら危ない――」

(!?)


雪歩は大変なものを盗んで行きました




【考察】雪歩スレ12-833・835  投下日:2007/10/26

ネタではないSSらしいものを投下したのは、おそらくこれが初めてだと思います。
「旧体育倉庫なんて無いんだよ」という流れが「サンタさんなんて居ないんだよ」という
子供心にガッカリした記憶を思い起こし、勢いに任せて前半パートを投下しました。

すると深夜にもかかわらず、誰かがレスをくれました。

>>>833
>よしもっと書きたいことを書くんだ

このレスが無ければ、おそらく後半のパートは存在しませんでした。
稚拙な部分が多々見受けられますが、未だに一番お気に入りの作品でもあります。
00:00  |  雪歩  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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