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2010'02.08 (Mon)

「スイッチ」が出来るまで(雑記)

【考察】「一枚絵で書いてみm@ster」参加作品 投下日:2010/02/01

※SSの制作過程と、「スイッチ」の後記になります

***

【More】

自分はいつも、以下の手順でSSを作っています。

1:音楽を選ぶ
2:書く
3:読む
4:直す  (※2~4くりかえし)
5:完成

(60行/120行/長編 いずれのSSでも工程は同じです)


***


【1:音楽を選ぶ】

自分が書きたいと考えているSSと、イメージの近い音楽をさがします。

(SS→音楽でなく、音楽→SSの場合もあります。半々くらいでしょうか)

短編SSなら、メインになる音楽をひとつ決めておき、
それとは別に、好きな作業用BGMを使いわけながら書いていきます。

長編SSで、書きたい内容がたくさんある時は、セットリストを作ります。
曲数が多くなると、イメージも分散してしまうので、いくつかに絞ります。
これらの曲はブロックごとに使いわけ、推敲中くりかえし聴いたりします。

(※「スイッチ」の場合は、イメージ用に3曲、作業用BGMに13曲ほど公式曲を
  使いました。ニコマスPV系動画や、REMIX曲、架空戦記も参考にしています)


***


【2:書く】

SSを書くとき自分が意識しているのは、節ごとにイメージを切りかえることです。

いわゆる「起」「承」「転」「結」のプロットは、あまり意識していません。
音楽でいう「Aメロ」「Bメロ」「Cメロ」「サビ」といったブロック単位で考えています。

曲によってはサビから始まる曲もありますし、DメロEメロが存在する曲もあります。
雰囲気の変化さえわかれば、転調もリズムの変化も自由につくっていいと思います。

<1>や<2>といった小プロット(節)は、つなげたり削ったりの作業になるので、
作業がすすむにつれて、小プロットの数は常に変動していきます。
最初のうちは気にせず、書けるところまでたくさん書いて、終わらせます。


***


【3:読む】

音楽を流しながら読みます。基本的に音楽ばかり聴いています。

なにも考えなくても、中身が頭にすっと入ってくる文章が理想なのですが、
初めは、高い文章密度と、台詞回しの違和感で、すんなりとは進めません。

引っかかりを感じた文章は削ります。小プロットごとに止めることもありますが、
修正が多くないかぎり、ノンストップで読みます。重たくて読みづらい文章を
すこしずつ削りながら、かるくしていきます。

(※敬体SSのときには、この段階で、ひらがなと漢字の選択をしています。
  表現がそぐわないときには、言い回しごと変更してしまいます)


***


【4:直す】

削り落としが済んだら、自分らしい文章に修正します。

敬体から常体に変わっても、自分らしさはなるべくSS内に残しておきます。
自分の場合は、いつも「まるい文章」を書くように心がけています。


・言い回しをやさしくして、漢字の量を減らして、ですます調を使用すると、
 「まるい文章」になります。ぱっと見たとき、文章の密度がうすいので、
 重たくならずに読める気がします。

・言い回しを硬くして、漢字の量を増やして、だ・である調を使用すると、
 「とがった文章」になります。自分はあまり得意としていないので、
 雰囲気を変えたいときにだけ、差し込むようにしています。


***


【・推敲(2~4くりかえし)】

ほとんど音楽を聴きながらの作業なので、それほど大変ではありません。
SSを書く時間は一日一時間くらいです。他の時間は音楽だけを聴きます。

普段は頭の中でぼんやりイメージをつくっておいて、書けるときに一気に
文章におこすようにしています。脳内イメージから文章化するにあたって、
うまい言い回しが出てこないときは、放置して音楽を聴いています。

(※文章でうまく表現できないときは、なるべく単純な言葉にしています。
  それでもうまく伝えきれないときは、一文の長さを短くします)


***


【・プロットと節】

プロットの要約は、一節あたり二行で作っています。
「スイッチ」の場合、初期は6つ、最終的に9つの小プロットになりました。

冒頭のプロットは、こういう感じです。

<1> ・真と千早(と美希)
   ・オーディションに出る二人(と出られない一人)

「誰が何をどうする」の形で、骨組み文を小プロットの数つなげます。
どうしても二行で収まらないときは、その小プロットを二つに分けます。
(その小プロットが抱えている情報量が、他にくらべて多すぎるためです)

小プロットの骨組み文をわたりあるいて、SSの概要を再確認します。
すごろくのマスと同じで、ゴール地点まで一本でわたれるか見直します。
場合によっては、小プロットを並行させて置くこともあります。


「スイッチ」の時間軸(9つの小プロット)
<1>→<2>→<3><4>→<5><6>→<7><8>→<9>

(初期・6つの小プロット)
<1>→<2>→ <3> → <4> → <5> → <6>

・時間軸が近い小プロットは、もともと一つの小プロットでした
・<7><8>は、ほぼ並行した時間に存在しています


また、内容の変更をするときも、小プロット単位でうごかしていきます。

「スイッチ」では、一度確定していたラストを、後から変更しています。
変更による修正は <9>ラスト→<8>冒頭→<1>中間 の順に行います。

(※基本的には、影響をあたえる小プロット同士を変化させておけば
  展開のぎこちなさは、ほとんど無くなるように思います。
  ワンプロットのみで変化させる場合は、その変化させた部分だけ
  ぽつんと浮いてしまいがちなので、そのぶん文章量を増やすか、
  うまい言い回しに代える必要があります。
  自分は、あまりワンプロット内で処理するのは得意ではないので
  ほかの小プロットとリンクさせる手法をとっています)


***


【・文中アイテム】

「フラグ」 「スイッチ(切り替え)」 「対比」 「チェックポイント」
これらのアイテムも、プロットの時点でつなげておきます。

(例)
もしも美希が、<4>でライバルとして登場するのなら、
<1>での社長との会話は変化させておきます。

<1>の社長との会話次第で、美希のポジションが確定します。
この先の展開で、美希がライバル化しないのならば、<1>のときに
「ライバルにはならない」というフラグも、さりげなく立てておきます。

(※立てなくても支障はないのですが、必要のない「可能性フラグ」は
  次のステップへ向かうときの邪魔をします。
  不要なフラグが多いほど、余計なことばかり考えてしまう気がします)


***


【5:完成】

作業開始から完成までの流れは、こんな感じです。

1月24日:お題公開
1月25日:作業1
1月26日~30日:作業2~4
1月31日:作業5
2月1日:作品投下

SS作業時間は、執筆4時間+推敲8時間=12時間くらいでしょうか。
(音楽を聴いている間の推敲時間は、この時間よりも圧倒的に大きいです)

31日の段階では、ほとんど文章に手を加えていません。
いくつか漢字を減らしたり、字数を微調整させる程度です。



***


【おわりに】

ざっくりとした説明になりましたが、自分の作業はこんな感じです。

基本的には、好きなものを好きなように、のんびり書いています。
気が向いたらまた、ふらっと長編SSを書いたりするかもしれません。

最後に「スイッチ」のおまけ(設定)を載せて、終わりにしたいと思います。
ここまで読んでくださって、どうもありがとうございました。










***

「スイッチ」 980行/22,852字


【カットした部分】

・貴音が使用した自由曲→「空」(音無小鳥)
・響が使用した自由曲→「ID:[OL]」(音無小鳥)
・高木社長と黒井社長のパート
・小鳥さんと貴音+響のパート


【SS用イメージトラック】 3曲:作品中で使用したもの

・蒼い鳥(如月千早)
・エージェント夜を往く(菊地真)
・メリー(天海春香/高槻やよい/星井美希/菊地真/如月千早)


【作業用BGM】 13曲:主にステージライブ感が強いもの

・ゲンキトリッパー(高槻やよい)
・フタリの記憶(水瀬伊織)
・I Want(天海春香)
・オーバーマスター(我那覇響)
・livE(秋月律子)
・arcadia(如月千早)
・自転車(菊地真)
・relations(星井美希)
・フラワーガール(四条貴音)
・Kosmos,Cosmos(萩原雪歩)
・Mythmaker(三浦あずさ)
・黎明スターライン(双海亜美・真美)
・サニー(双海亜美・真美/三浦あずさ/水瀬伊織/萩原雪歩/秋月律子)
00:02  |  雑記  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

これは素敵だ。

こういう話を聞くのが大好きです。
でも、なかなか「聞かせてください!」って言いにくい内容だったりします。

私の場合は、歌詞のある音楽を聴きながらだと、執筆ができません。
全くもって、思考がまとまらないんですね。
洋楽なら、まぁ、なんとか……という感じ。
ですので、イメージ起こす為に公式曲を聴くとすると、
一切の手を止めて、目をつむって、ひたすら曲だけ聴いてます。

こういう点を拝見すると、自身を省みることも出来、助かります。
おそらく私は、「削る」という作業が足りていないんじゃないか、と。

なんかこう、「書く」「創る」に特化した座談会やってみたいですねー。

※削った設定、楽しかったです。響の選曲とか。色々と。
ガルシア | 2010年02月10日(水) 00:48 | URL | コメント編集

ありがとうございます。

「聞かせて!」と言われたら、自分はそれこそ喜んでしゃべります。
むしろ、「話を聞いてくれる人は何処かにいないかなあ」と思いつつ、
SS内で使いこなせなかった設定をぼんやり眺めたりしています。

後書きも裏話も、まずSSを読まれた方の反応ありきの部分が
とても大きいので、聞かれてもいないことを自分から話すのは、
正直けっこうな量の勇気がいります。「これどうなってるの?」と、
リアクションひとつ頂けるだけで、今回のような長文記事を
楽しんでつらつら書いてしまうほどです。
(とりわけ、古いSSに拍手ボタンをいただいた時などは、
 何年経ってようが裏話を小一時間ほど語りたくなってしまいます。
 SS宛ての拍手ボタンは、ある意味スーパー思い出ボムです)

>「書く」「創る」に特化した座談会

あー面白そうですね! 自分では手に余る(上手く書けない)展開などは、
他の書き手さんはどうされるんだろう?と良く思います。特に、手法的な
部分では個人差もあると思われるので、とても興味があります。

***

(・カット部分のこと)
本編のルートとは逸れてしまうため、今回はお流れとなりましたが、
高木社長と響・貴音の組み合わせは、自分のお気に入りユニットです。
(おそらく高木社長からしたら、昔の小鳥さんを意識してしまうだろうし、
 響と貴音は、やっぱり黒井社長を意識してしまうような気がするのです)
前世代の因縁も含めると、すごく面白い関係の5人だなーと思います。

面白そうなネタの卵は、放り出さずに温めつづけることにします。
いつの日かちゃんと、お目にかけられたら良いなと思います。
発端コメントどうもありがとうございました!
寓話 | 2010年02月10日(水) 20:19 | URL | コメント編集

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